ヒカリビョウブ

PAPER:紙について

昔から障子紙に使用されてきた和紙は、主に楮(こうぞ)という植物を原料とし、蒸して、むいて、煮て、叩いて、よって、漉いて、干す…などといったいくつもの手間をかけて作られてきました。楮は繊維が長く絡み合う性質のため、強靭で破れにくい紙に漉き上がります。
そして、一口に障子紙と言っても、産地や製法、作り手によってその表情は様々です。
同じように見える白紙の中でもよく見ると、白さの度合い、繊維の入り方、透け感、滑らかさなどが違い、和紙にも性格があるかのように与えられる印象も違っています。 各地のいろいろな和紙の魅力にふれながら、ヒカリビョウブに合ったものを選んでいます。


小国和紙(雪晒し)
新潟県で産まれる小国和紙には、冬に雪深くなる土地柄を生かし、原料の楮を雪の上に並べて自然の力で漂白する「雪晒し」という昔ながらの情緒豊かな方法がとられています。
雪の中で日光をふんだんに浴びるせでしょうか、清らかな空気と光をまとったような瑞々しさが漂います。
ふんわりとした透明感と温かみのあるバニラ色があいまって、親しみのある雰囲気を醸し出しています。

バニラクラウド(生成雲)
破れにくさの為に…

楮の繊維がいくら強靭とはいえ、やはり破れは気になるところです。
ヒカリビョウブでは、破れ防止のために1枚1枚、天然の糊の塗布を施しています。
塗布することで紙にごく薄い透明な皮膜ができ、破れにくくなるだけでなく、毛羽立ち防止にもなり紙の表情がシャンとします。

また、もし破れてしまうことがあった時にご自分でもできる自己メンテナンスを紹介しています。
「破れたから終わり」ではなく、いつまでも末永くお使いいただきたいと思っています。

MAINTENANCE|メンテナンスについて


紙丁番
丁番について

2枚のパネルをつなぐ丁番に、昔ながらの紙丁番を採用しました。
和紙を互い違いに貼り合わせ、パネルが360°開閉する仕掛けになっています。
また、紙と云えども2層に貼り合わせていることもあり、ちょっとのことでは破れず丈夫で、
そんなところにも先人の知恵がうかがえます。
表装紙と紙丁番を同一紙とし、シンプルな作りに仕上げました。


※和紙は自然の材料を使用していますので、同種のものでも季節や気候によって
 色目や表情が少しずつ変化します。
 





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